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日本の風力もいよいよ“MW”の時代へ!

世界の再エネは、風力発電が主役。その発電量は、太陽光をはるかに凌ぐ。日本では太陽光に押され気味だった風力だが、真価を発揮するのはこれからだ。陸上風力・洋上風力ともに、巨大プロジェクトが各地で進行している。MW級の大型風車をいくつも連ねたウィンドファームが、日本の新しい風景になろうとしている。今回は洋上のプロジェクトを紹介する。

3種の風車で検証される
安全性・信頼性・経済性

安定した強い風の吹く洋上は、風力発電に適している。敷地の制限も少ないため、設備の大型化も可能だ。洋上風車には海底に根を下ろした「着床式」と、茶柱のように浮いて立つ「浮体式」があり、それぞれに開発が競われている。

ここに紹介する「福島浮体式洋上ウィンドファーム」(福島県)は、その名のとおり浮体式だ。7月には設置風車の1つが、組み立て作業を行っていた淡路島(兵庫県)から、浮いたまま船に曳かれて運ばれてきた。出力は5 MW、海面からブレード先端までの高さは150mにも及ぶ。

同ウィンドファームは、経産省の委託事業「福島復興・浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業」として2011年度にスタートした。既に2 MW風車・7 MW風車各1基と浮体式変電設備が設置されており、今回の5 MW風車により、計画の設備が整ったことになる。数種類の風車と変電設備を備えたウィンドファームは、世界的にも珍しい。

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福島沖に設置されている7MW風車。

今後は、海底ケーブル接続工事、試運転調整などを行い、本年11月の運転開始を目指す。異なる風車3基を運転していくことで、浮体式洋上
ウィンドファームの安全性・信頼性・経済性について検証を進めていく。発電所建設および維持管理におけるコスト低減や、地元漁業関係者との共存手法についても検討をすすめていく方針だ。

なお、このプロジェクトは、東京大学、丸紅、三菱重工業、ジャパンマリンユナイテッド、三井造船、新日鐵住金、日立製作所、古河電気工業、清水建設、みずほ情報総研からなる「福島洋上風力コンソーシアム」によって推進されている。


取材・文/廣町公則

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