自然エネルギー TOP政策・マーケット

エネルギーの地産地消が地域経済好循環の実現に

総務省では、資源エネルギー庁や林野庁等と連携して自治体主導による「地域の特性を活かしたエネルギー事業導入計画」の作成支援をしている。地域力創造グループ地域政策課長の猿渡氏に聞いた。

電力小売り全面自由化が
資金循環創出のチャンス

当省では「地域経済好循環プロジェクト」の一環として、資源エネルギー庁や林野庁等と連携して、「分散型エネルギーインフラプロジェクト」を推進し、自治体主導による「地域の特性を活かしたエネルギー事業導入計画(マスタープラン)」の作成支援をしています。

電力の小売り全面自由化を踏まえて、地域の需要家が支払うエネルギー代金がキャッシュフロー・ソースとなって、間伐材などの地域資源を活用したエネルギー供給事業が立ち上がれば、新たな地域の経済好循環が生まれる期待があります。

現在、大規模集中型発電所は需要地から離れたところで電器を作っているため、発電に伴い発生する膨大な熱が放出され、エネルギー転換損失が生じています。分散型エネルギーの特性を活かし、その熱も有効に使うというのが、地域におけるエネルギーの地産地消を進める上では大きな論点です。

アプローチとしては、例えば、経常コストの低いバイオマス燃料による熱供給をベースに、エネルギー効率の高いガスまたはバイオマスコジェネなどを最適に組み合わせていくことが有効と考えています。

なお、バイオマス燃料を活用すれば、端材や間伐材などがプライシングされ、林業雇用の増大が見込めます。さらに運搬雇用も増えるでしょう。チップやペレット工場にもお金がまわり、エネルギー供給プラントや熱導菅インフラの整備ができればビジネスとして継続できます。地域のエネルギー利用料金でこれらのコストが担保されるようになれば、地域金融機関に大きな融資需要も創造され、資金の地産地消にもなります。

12

- PR -

アクセスランキング

  1. 大容量&低価格、テスラの新・家庭用蓄電池!
  2. “メガソーラーで大儲け”というビジネスは終わった
  3. 2030年 太陽光は驚愕の発電コストに!
  4. 常夏の楽園が再エネ100%を目指すワケ
  5. 「FIT」制度の次は「FIP」制度!?
  6. 廃棄物処分場を”太陽光”で賢く活用!
  7. テスラ革命で自家消費が有利な時代に! 未来への鍵②
  8. 経済産業省が考える「FIT改革」の課題とは
  9. いま、架台は「難地攻略」がキーワード!
  10. 世界最先端「第4世代の地域熱」がいよいよ日本に到来!

フリーマガジン

「SOLAR JOURNAL」

vol.19 / ¥0
2016年10月31日発行

お詫びと訂正