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アップルもイケアも再エネ100%を目指す

自然エネルギー財団主催による国際シンポジウム「Revision2017」が、3 月8 日(水)、都内ホールで開催された。今年のメインテーマは「自然エネルギーが切り拓く未来」。今まさに新たな拡大局面を迎えている再生可能エネルギーの世界像が、産官学を代表する各国のキーパーソンによって示された。

自然エネ財団がシンポジウム
見えてきた再エネのこれから

午前のセッションでは「ビジネスが自然エネルギー100%を先導する」をテーマに掲げ、エネルギーの需要家である企業側が“再エネ志向”を強めている現状が紹介された。

需要家企業からは、アップル社で「サプライヤー・クリーンエネルギー・プログラム」を統括するケイティ・ヒル氏と、スウェーデン発祥の家具製造販売会社イケア・ジャパン社長のヘレン・フォン・ライス氏が登壇。両社とも、再生可能エネルギーの積極的な活用が、将来に向けての最優先ミッションの1 つであることを力説した。

アップル社の「サプライヤー・クリーンエネルギー・プログラム」とは、同社の製造パートナー企業のエネルギー使用量を削減し、アップル製品の全製造工程において再生可能エネルギーの比率を高めていこうとする取り組み。サプライヤーとの連携により、2020年までに新しいクリーンエネルギーを全世界で4GW以上導入することを目指している。自社のみならず、製造パートナー企業も含めてクリーンエネルギー化を実現しようする、大企業ならではの野心的な取り組みだ。

イケアもまた、事業を通して環境と社会にポジティブな影響を与えたいと考えているという。イケアグループでは2009 年以降、自社の風力・太陽光発電設備の購入に21億ユーロを投資。2020年までには、事業で消費するエネルギーの100%に相当する電力を自社の再エネ発電設備で生み出す計画を立てている。

イケア・ジャパンのヘレン・フォン・ライス社長による講演の様子

再エネ100%目指す大企業
世界に87 社、日本は0 社

国際環境NGOクライメート・グループの最高責任者代理ダミアン・ライアン氏は、こうした企業の取り組みを後押しする世界的ムーブメントとして、同グループが推進する「RE100」を案内した。RE100は「Renewable Energy 100%」の頭文字をとって命名されたプロジェクトで、事業運営を100%再生可能エネルギーで行おうとする企業が加盟している。

2017年1月31日時点で、これに加盟する企業は世界全体で87社。この87社には、アップル、イケアはもちろん、世界各国の有名企業がずらりと並ぶ。BMWやGMなど製造業から、P&Gやネスレなど食品・消費財、ナイキやH&Mなどアパレル、ゴールドマン・サックスなどの金融まで、そのジャンルは多岐にわたる。しかし、残念ながら、日本企業の加盟は1社もないということだ。

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