太陽光発電

ロンジ・ソーラーが、最先端次世代モジュールを開発! シングリング技術でPERCセルを革新

単結晶シリコンでPV市場を牽引するLONGi Solar(ロンジ・ソーラー)が、まったく新しいPERCセルモジュールを発売する。短冊状にカットされた見たこともないセル形状と、導電性接着剤(ECA)によるシームレスな接合面に驚かされる。

メイン画像:石川県小松市の「尾賀亀戸津ヨ発電所」(株式会社尾賀亀様)。発電容量は約1.04MW。ロンジ・ソーラーの単結晶モジュールは、日本においても幅広く用いられ、多様なニーズに応えている。

短冊状のセルを
シームレスに接続

ロンジ・ソーラーは9月24日、大阪で開催したソーラージャーナル編集部主催のPVビジネスセミナーにおいて、シングリング技術を採用した次世代太陽電池モジュール「Hi-MOXハイモエックス)」の供給開始を発表した。シングリング技術とは、セルを少しずつ重ねて接続することで、発電効率を飛躍的に高めることを可能にした、従来とは一線を画する新技術だ。

まず、フルサイズ(正方形)のPERCセルを1方向(縦長)にレーザーカットして、5〜6枚のサブセルを作成。それら短冊状のサブセルを、導電性接着剤(ECA)により、一部分を重ね合わせながら繋いでいく。こうして作られる次世代モジュールHi-MOXは、セル上に太陽光を遮るバスバーがなく、セル間の隙間(セル・ギャップ)も存在しないため、太陽光の利用効率が大幅に向上。セル間接続の配線が不要なので、電気損失も低減する。

モジュール内のストリングの電流は、セル1枚(サブセル)が小さいこともあって、従来型モジュールの6分の1から5分の1程度しかない。そのため、発電時の温度上昇が少なく、そのぶん実出力は高くなる。さらに、セル接続の新しい並列回路設計によって、部分的な影が掛かった場合の発電性能低下も抑えられるという。


セル間の隙間やバスバーが無く、受光面拡大で出力アップ、そしてシンプルで美しい外観を実現。それぞれのセルが小さく、電流値が小さいため、内部抵抗が大幅に減少し、出力もアップ。

また、電流値の低さと、セル間の隙間がないシームレス構造により、ホットスポット発生時の発熱量が従来よりも少なくて済む。その上、セルを接続する導電性接着剤(ECA)は柔軟性のある素材なので、セルとガラスの熱膨張差を吸収してくれる。シングリング技術を採用したHi-MOXは、温度変化への耐性が極めて高く、多様な環境に耐え得るモジュールともなっているのだ。

ホットスポット耐性も大幅にアップ!

高効率・高出力
両面発電もラインナップ

モジュール変換効率は、表側面だけで20%を超える。出力は、60セルタイプで350Wから360W、72セルタイプで400Wから410Wを記録する。Hi-MOXには、片面発電モジュールだけでなく、両面発電モジュールも用意されている。それぞれに60セルタイプと72セルタイプがラインナップされているので、設置環境やニーズに合わせた選択が可能だ。

優れた変換効率と高発電量は、屋根上などスペースが限られた場所に適している。光沢のあるエレガントな外観はブラックフレームにも対応し、美観が求められる地域にも安心して設置できる。もちろん、事業性が厳しく問われる大型発電設備にも適している。1500Vシステムにも対応しているので、高効率・高出力特性とあいまって、BOSコストの効果的な削減が可能になるだろう。


Hi-MO Xシリーズ LR6-72OPH(72セルタイプ)/400~410W/変換効率20.1~20.6%

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