政策・マーケット

シュワちゃん、トランプ「地球温暖化デタラメ」否定

アーノルド・シュワルツェネッガー元カリフォルニア州知事は、トランプ大統領と同じ共和党に属していながら、環境問題への取り組みに関しては、大統領の「地球温暖化はデタラメ」という考え方を批判する。彼の求めるクリーンな未来とは?

トランプ大統領を
声高に批判

地球温暖化はデタラメだと主張するトランプ大統領と同じ共和党ながら、環境問題を声高に取り上げる彼は、ジェームズ・キャメロン(自身の出世作『ターミネーター』の監督)がメガホンを執った、地球温暖化に警鐘を鳴らす動画に出演。また、トランプを批判して、大気汚染、クリーンエネルギーについて熱く語るビデオをアップした。
「誰もこの革命を、この流れを止めることはできない。トランプ大統領はパリ協定からの離脱を発表した。私のメッセージはあなた、大統領へのものだ」という前置きで始まるビデオで彼は、環境問題に取り組むべきだと強く訴えた。

偉大なリーダーは
未来へ歩む

「公共奉仕を仕事とする、特に大統領の重要な任務は、『人々を守ること』だ。毎年、20万人のアメリカ人が大気汚染で亡くなっている。

大統領よ、以前に戻るというのは簡単で心地よい選択だ。人々は結果の判っている過去よりも、不明瞭な未来を恐ろしく感じるものだから。しかし、多くの人が、クリーンエネルギーがもたらす未来がどのようなものかを知っている。だから、前に進むことは恐怖ではない。世界中のあらゆる州や街で、喘息やがんの方が遥かに恐ろしいものとされている。

だから、お願いだ大統領。未来を選んでくれ。我々は偉大なリーダーたちを憶えている。彼らは過去に向かって歩いたりはしなかった。未来に向かって歩みを進めた。クリーンエネルギーの活動は町や市の草の根で始まっている。実際、カリフォルニア州知事だった頃、議会は何もできなかったが、私は厳しい環境保護の政令を成立させた。

そして、我々の経済活動は今、好調である。環境保護が我々の経済成長を阻止することはない。最低なのは、今と正反対の環境政策をすることだ」

排気ガス規制が世界一厳しいカリフォルニア州の知事だったシュワルツェネッガー。自家用ジェットやハマー車での通勤をやり玉に挙げられたが、環境問題について語るパッションは人一倍強いようだ。

アーノルド・シュワルツェネッガー ARNOLD SCHWARZENEGGER

ボディビルダーとして活躍したのち、アメリカ合衆国の映画俳優として、『ターミネーター』などのアクション映画に数多く主演。2003年から2011年までカリフォルニア州知事を務め、環境政策を推進した。


文/はせがわいずみ

『SOLAR JOURNAL』vol.22より転載

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