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移住者の多い街「藤野」 そのおいしい魅力とは?

東京近郊で見つけたおいしい野菜、それは自然豊かな「森と湖と芸術の町」神奈川県・藤野から生み出された、「消費者」と「生産者」の距離を、‟顔の見えるほど”縮めてくれる野菜だった。

多彩な活動で活気溢れる「藤野」

神奈川県の北西端、相模湖のほとりに、人口約1万人の「森と湖と芸術の町」と呼ばれる地域がある。地元の人だけでなく、その地を知る多くの人が親しみを込めて呼ぶ、その名は「藤野」――平成の大合併以前の町の名称だ。

その藤野は、“トランジション・タウン”(持続可能なまちづくりを、市民自らが創造力を駆使しながら進めていこうというイギリス生まれの市民運動)の活動が盛んな地域でもある。

例えば、可能な限り地場産の自然素材で作った低エネルギー消費型の長屋的共同住宅「里山長屋プロジェクト」や、「お金」が流通する経済社会ではなく「心」が流通する循環社会を目標に掲げる地域通貨「よろづ屋」の取組み。あるいは、再生可能エネルギーの運用やミニ太陽光発電システム『わたしたち電力』の普及などをおこなう「藤野電力」や、地域を守る森林や水脈を再生・維持させる「森部」なんてのもある。

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食農に関する活動も盛んで、「お百姓クラブ」では、食の自給自足、自然の循環を活かした農法、在来種・固定種の継承、生産者・消費者双方の顔が見える流通形態、自然の摂理を活かした食品加工や保存法など、安全で豊かな食の在り方を、地域に根ざしたかたちで提案する活動も行われている。

また藤野では、そこで活動する人々の考えや行動に共感して、地域の外からも人が集まり、1年を通して様々なワークショップやイベント、勉強会などが開催され、賑わいを見せている。

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「EARTH JOURNAL」

vol.04 / ¥300
2017年3月21日発行

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