次世代農業 TOP再エネ・最新技術

<速報>見つけました! 次世代農業のトレンド④

10月12日(水)〜14日(金)の3日間、幕張メッセで開催された展示会「農業ワールド2016」から、国際次世代農業EXPOに出展していた注目ブースをピックアップしてレポート!

生産者と消費者を軽やかにつなぐ
新時代の情報集約と開示は”カカシ”が担う!

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農場に設置するだけで気温・湿度・光量をモニタリングする「kakaxi(カカシ)」。畑の生育状況もタイムラプス動画で確認可能、データは生産者の手元の管理画面で簡単に確認でき、生育の改善に役立てるカメラ付モニタリングデバイスが農業ワールドで初お目見えとなった。太陽光発電のため電源も不要、携帯電話の電波さえ入る場所であればどこでも設置ができてしまう。

初期費用は0円、月額9,800円で、消費者まで農地のデータを届けるモニタリングシステムの導入が可能になる。導入コストを下げることでユーザーを増やし、新しいデータ技術の取り込み今後は農家や漁師が直接出品、消費者ともコミュニケーションをはかれるプラットフォーム「ポケットマルシェ」との連動も進む予定とのこと。生産現場が可視化されることで消費者も自らの食のバックグラウンドを知り、ひいてはこれが豊かな食文化に根ざす日本の農業のサスティナビリティに繋がってゆく。新時代の“カカシ”はどうやら只者ではなさそうだ。

HP:kakaxi

騒音を気にせず作業できる
電動式スピードスプレーヤが登場!

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スピードスプレーヤ(SS)のパイオニア・やまびこの展示の目玉は、世界初の電動式スピードスプレーヤ「SSEV5021F」。エンジン駆動モデルの頃から定評のある高性能防除機能はそのままに、電動化により環境性能を向上させた。
都市近郊の果樹農家には、電動化のメリットは騒音を発生しない点にもある。その静かさは、早朝にも周りを気にせず作業ができるほどだ。エンジン駆動車のような暖気運転も不要。これからの都市近郊果樹農家では、電動式SSが標準となるだろう。
メーカー希望小売価格は432万円(税込)。

HP:やまびこ

ソーラーシェアリングのニーズを受け
農地用架台の開発へも進出中

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太陽光発電システムの架台メーカーである茂山組も、今回のエキスポに出展した。農業所得の向上を見据えてのソーラーシェアリングへのニーズの高まりに、ソーラー界も応じている真っ最中、ということだろう。ブースの上を見上げると、まさに農地用架台が設営されているではないか。
既製品の納品はなく、一軒ごとに設計書を起こしたうえでお客様のニーズに対応していくという茂山組。ソーラーパネルのモジュールや電気系統に関するコンサルのみならず、農地の状況に応じたフレキシブルなアドバイスとコンサルティングが可能とのこと。これまでに蓄積されてきた架台に関するノウハウに、農地での太陽光発電投資の世界での期待も高まる。

HP:茂山組

ソーラー架台とカキ殻土壌改良材が
海を越えて日本へ到着!

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日本国内で注目の高まるソーラーシェアリング。その分野では、中国本土でアルミを扱う企業の多く集まる都市・厦門(アモイ)からも、農業用ソーラーパネルアルミ架台を扱う厦門BSL株式会社が次世代農業EXPOへ出展していた。
こちらの企業は2014年に日本法人を設立。売電収入を日本の農家が得られるようにコンサルティングも含めての事業展開をしている。また、グループの日本BSL株式会社では、福建省で牡蠣の殻を用いた有機石灰分を主とする新しいカキ殻土壌改良材を生産中だ。現在この新しい農業のための材料も代理店を募集中とのこと。
大陸からの農業への新しい風を感じるブースだった。

HP:厦門BSL

糖度も生産性もアップ!
たしかな土で根を育てるトマト栽培

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真っ赤なトマトがひときわ目を引く、緑あふれるブースを展開していたのは「根の環境を科学する」のキャッチコピーで、農家目線の土や肥料づくりにフォーカスする関東農産だ。トマトの低段密植が可能な独立ポット栽培は、3〜5段程度で収穫を繰り返す仕組み。また、一反歩につき5000本の栽培が可能になるという。これは通常の約2倍ほどの栽培量というから驚きだ。ポイントは、しっかりと根を張らせることのできるANS培地。この土が、少ない水と栄養でトマト栽培のコントロール可能にした。職人として、技術者として生食できる美味しいトマトへのこだわりを持つ生産者のための培地に注目したい。

HP: 関東農産

 


日本最大の農業総合展
『農業ワールド2016』

会場:幕張メッセ
会期:2016年10月12(水)~14(金)
HP:農業ワールド2016公式サイト


Text:Emiri Suzuki

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