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農産物の国際基準・グローバルGAP認証取得とは?

”国際的に安全管理の評価を得ている農産物”であると認められるという「グローバルGAP認証」。取得の流れや、取得後の気になるそのメリットについて説明する。

国際競争力を高めるためには
グローバルGAP認証取得が不可欠!!

グローバルGAPの前に、まずはGAPについてご紹介しよう。Good Agricultural Practicesの頭文字であるGAPとは、国連食糧農業機関(FAO)によると、農業生産の環境的、経済的及び社会的な持続性に向けた取組みであり、結果として安全で品質の良い食品及び非食品の農産物をもたらすもの、である。

その国際版がグローバルGAPだ。当初はヨーロッパで推進されていたが、参加会員が世界に広がったため、グローバルGAPと改称。現在では世界118ヶ国以上・15万件を超える認証件数となっている。

生産者の立場から見れば、グローバルGAP認証を受けることで「安全で品質の良い食品・非食品の農作物であると世界的に認められる」ことになる。

グローバルGAP取得によるメリット

グローバルGAPを取得すると、大きく2つのメリットが得られる。販路の拡大と生産性向上である。

まずは販路の拡大だが、そもそもグローバルGAP取得は、輸出を目指す際の「資格」の獲得。これが無ければ輸出が始まらない、とも言える。”国際標準の生産工程管理を行う生産者である”と証明できるということは、クライアントと交渉する際のアピールポイントとなる。

また、認証取得の過程で生産工程が明確になるため、自ずと生産性が向上する。例えば、適切な肥料、農薬等の散布によるコスト低減と収量の増加が見込めるだろう。また、新人用のマニュアルとして活用すれば、技術習得の時間短縮にも繋がるはずだ。

この2つのメリットに加えて、「食の安全」「環境保全」「労働の安全」に対する意識の向上や、消費者や取引先からの問い合わせ・苦情に迅速かつ適切に対応できるようになる、といった副次的メリットにも期待できる。

グローバルGAP取得の流れ

グローバルGAPは認証機関の審査員が生産現場で審査を行う「第三者認証」だ。実際の取得にあたっては、すべてを自身で行うことも可能だが、コンサルタントに依頼しても良い。

いずれの場合とも、取得はチェックリストの入手から始まる(DLはコチラ:GLOBALG.A.P.協議会公式サイト)。チェックリストに応じた対策を講じたうえで、自分で内部審査を実施。その後、認証審査会社による本審査となる。本審査は必ずしも一発で通過する必要はなく、現場にて修正指示が下る。それに対応して、修正申告できる。

チェックリスト入手から認証取得までの期間は、すべてを自身で行う場合で約2年、コンサルタントに依頼すれば約1年。後者は、各工程がスムーズに進行する。

グローバルGAPを取得して世界へ!

グローバルGAPは、認証を受けたという事実がもたらすメリットだけでなく、そのプロセスで生産工程を”見える化”し、自己を客観視できることも、生産者にとっての財産にもなる。事業拡大や輸出を検討している方は、ぜひ取得してみてはいかがだろうか?


「グローバルGAP認証」を受けることで、農業生産者には実際に、どのようなメリットがあるのだろうか? 2012年に「第1回GLOBALG.A.P.アワード(大賞)」を受賞した松本農園の話はこちら


Text: Reggy Kawashima

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